心理職国家資格問題におけるブログの役割
今国家資格関連ブログの中で熱心に議論されていることについて、ひと言(になりませんでしたが・・・)。
今回の国家資格の動きの中で、これまでの国家資格検討と大きく異なるのは、議員への陳情、署名運動、集会、ブログ・・・、といった、関係者の参加の動きがこれまでになく強まったということでしょう。
これまでの国家資格の運動は、上で決めたことに従うという傾向が今回に比較すると強かったと思います。個々のメンバーが自由に発言や意思表明する機会が極端に少なかったと思います。どうなっているんだろう、と疑問に思っても、「今上のほうで検討しているので、あまり騒がないように」といわれてしまう雰囲気がありました。
しかし、今回は違いました。それぞれが自分のこととして考えていきましょう、という雰囲気はかなり高まったと思います。そのひとつがブログであったし、この春先から夏にかけて仲間内で議論することも多かったのではないでしょうか。私はこの傾向はとてもよいことと思います。
これまで自分のこととして考えられなかった事情のひとつとして、教えられる情報が圧倒的に少ないということがあったと思います。今でも一定の情報制限はあると思いますが、足で稼ぐ時間のない(また情報を集める立場にない)我々にとって、ブログは実にさまざまな情報収集をすることができますし、その情報に基づいて現実の集会などに参加すると、さまざまな新たなことが見えてきます。
今回のことについても、医師がなぜあのような反対声明を出したか、「医療心理師」推進連の中で何が起こったのかなど、臨床心理士会や全心協のHPを見ているだけではほとんどわからなかったでしょう。ブログでの情報公開や激しい議論をみながら、自分は何を「仮説」として持ち、そして現実でどう動き、どう判断すればよいか、考えていった方も多いと思います。
このような情報提供をするブログですから、その情報提供が都合の悪いと感じる人は当然ブログのあり方を批判してくると思います。今回のSさんの発言は小さな会での(たぶんジョーク的な雰囲気での?)言葉ですからまだよいですが、今後さまざまな圧力がブログ界にかかってくる可能性は充分考えられるでしょうね。
そのような圧力に屈せず、自由な意見表明と情報収集を保障するために、匿名という形をとらざるを得ない訳です。匿名であるからと言って、何でもありという形ではブログを運営してはいません。個人名の扱いに関していえば、ほとんどのブログでは、個人名は、所属する団体の代表者や一定の権力や影響力を持つ人の公式の場での発言に限って用いられていると思います。
社会的な影響力を持つ人々の発言は、その内容について当然批判の意見表明の対象となりえます(逆に賞賛の対象にもなると思います)。なぜならば、その影響が誤っていたり間違った方向をめざすと感じられた場合は、その社会的影響を少しでも減じるためにも率直に意見表明をする必要があるからです。意見表明を「匿名」ではしてはいけないという社会が、どんなに危険な社会であるかは、皆さんは充分理解していただけると思います。
特別国会が始まって、さまざまな動きが水面下で始まってきていると思います。緊ブロでも、そのような情報をいち早く察知して、広く情報提供していきたいと思います。当面の注目点は、合体した両議連が合体したまま活動を開始するのか、それとも違う形で活動を始めるのかということですね。
前者の場合は、前回の骨子を基本にして進めるということで、医師関係団体とその声を代表する議員との激しい交渉が予想されます。後者の場合は、片方の法案だけを優先してという動きが考えられると思いますが、医療心理師、臨床心理士どちらも片方だけで中央突破するのは難しい情勢と思います。
今後とも皆様からの情報提供よろしくお願い申し上げます。
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