2016年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

カテゴリー「医師との連携」の記事

2014年5月 8日 (木)

主治医と連携する上で心理職が陥りやすい落し穴

心理職がかかわったがために治療中の患者さんが悪化するリスクについて、
前回のブログで取り上げました。

心理職は本人の語りを傾聴しながら、
心情に寄り添うということを行うので、
気持ちを語れば語るほど状態が悪化するクライエントがいることに、
充分に留意して見立てをたてる必要があります。

熱意のある心理職ほどクライエントの語りを一生懸命聴こうとしますから、
語るほど悪化する、かかわるほど不安定になるということに、
気づかないことになりがちです。
まさに心理職が陥りやすい落とし穴ですね。

しかし一方で、
心理職はこのようなリスクについて、
徹底してトレーニングを受け、
病態水準の見立てが他の対人援助職より(医師を除いてですが)、
上手にできる専門職ということもできると思います。
(そうあって欲しいと考えます)

しかし、
この病態水準の見立てはなかなか難しい。
近年は発達障害の視点からの検討も行なうし、
虐待や家族関係の密着などの影響もあり、
よくわからないこともあります。

そんなこともあるので、
学校や職場といったコミュニティの場で、
クライエントが受診している場合、
主治医の先生と一緒に見立てを検討できるチャンスです。
その機会を生かさない手はないでしょう。

本人の了解が得られるならば、
何らかの形で連絡を取り合い、
チームを形成して支援していくこともあります。
つまりコミュニティチームに、
主治医を含めていくということです。

そしてそのコミュニティチームの中心には本人がいて、

本人の意向が最大限重視されます。

コミュニティの場での支援は、
このようなコミュニティ支援チームをどう作るかがポイントです。
主治医の指示という考え方はもう時代遅れなのです。
そのことに法案検討の関係者には気づいて欲しいと思います。