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2016年11月に作成された記事

2016年11月 8日 (火)

ワーキングチームの資料から読み取れること

厚労省ホームページの公認心理師のところに掲載されている、

ワーキングチーム(11/4)に提出された資料3

公認心理師のカリキュラム等に関する基本的な考え方について(案)

に重要な内容が書かれています。

1. カリキュラム等の検討に対する考え方について
○ 公認心理師の資格を得たときの姿を踏まえた上で、カリキュラムを考え
ていくことが重要である(Outcome-based education;卒業時到達目標
から、それを達成するようにカリキュラムを含む教育全体をデザイン、
作成、文書化する教育法)。その考えの下で、公認心理師に求められる
役割、知識及び技術について整理する。

この卒業時達成目標を設定してカリキュラムを含む教育をデザインする方法は、

医学教育で現在行われており、

座長の北村先生が何度も主張していることです。

では卒業時達成目標とは何かということですが、

これも資料3に書いてあります。

ひとつは公認心理師法第2条に書かれていることでもあります。

公認心理師法第2条における公認心理師が業として行う行為
① 心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し、その結果を
分析すること。
② 心理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応
じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
③ 心理に関する支援を要する者の関係者に対し、その相談に応じ、
助言、指導その他の援助を行うこと。
④ 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供
を行うこと。

もうひとつは資料3の以下のところです。

<活動する分野を問わず求められるもの>
○ 国民の心の健康の保持増進に寄与する公認心理師としての職責を自覚
すること。
○ 守秘義務等の義務及び倫理を遵守すること。また、心理に関する支援が
必要な者に対し支援を行う関係者の間で、当該支援に必要な情報共有を
行うこと。
○ 心理に関する支援が必要な者等との良好な人間関係を築くためのコミ
ュニケーションを行うこと。また、対象者の心理に関する課題を理解し、
本人や周囲に対して、有益なフィードバックを行うこと。そのために、
さまざまな心理療法の理論と技法についてバランスよく学び、実施のた
めの基本的な態度を身につけていること。
○ 心理学、医学等の知識及び心理に関する技術を身につけ、さまざまな職
種と協働しながら支援等を主体的に実践すること。
○ 公認心理師の資格取得後も自ら研鑽を継続して積むことができること。
○ 心理状態の観察・分析等の内容について、適切に記録ができること及び
必要に応じて関係者に説明ができること。
○ 地域社会の動向を踏まえ、公認心理師が社会から求められる役割を自覚
して、業務を行うこと。
○ 災害や事件・事故等緊急時にも公認心理師としての役割を果たすことが
できること。
○ 身体疾患や精神疾患、又はその双方が疑われる者について、必要に応じ
て医師への紹介等の対応ができること。

このあと個別分野についても出てきますが、

まずはコアな部分としてここが共通認識であると、検討会では整理してきているということです。このような整理でよいかどうか、急ぎ精査して意見を述べなければ、このたたき台で確定してしまいます。

キーワードを書き出します

1、国民の心の健康の保持増進の責務を自覚

2.守秘義務及び倫理の遵守と情報共有

3.心理支援に係る関係者との良好なコミュニケーションを作れる

4.心理学、医学等の知識、技術を身につけ主体的に動ける

5.自ら継続して研鑽する

6.心理状態の観察・分析をし記録・説明できる

7.地域社会から求められる役割を自覚

8.災害や事件等の緊急時に役割を持つ

9.身体疾患や精神疾患を患う人について医師と連携できる

これら以外に重要な項目がないか考える必要があります。

たとえば研究についてが必要ですね。

心理教育や啓発についても必要でしょうか。

国際的な水準を把握し国民に質の高い支援を行うこと、

なども必要かもしれません。

また、1-9および追加したい項目について、

具体的にどのような内容を持つのかを、

明らかにしていく必要もあるでしょう。

2016年11月 6日 (日)

公認心理師にロールシャッハテストは必要ない!?<検討会の資料を読む③>

カリキュラム検討会の資料④には、
少しびっくりする内容が書かれています。

第2回の公認心理師カリキュラム等検討会(10/4)に提出された参考資料④の、

O構成員から提出された資料の1ページ目にあります。

下線までされているので、めだちます。

スコアリングが複雑な投映法人格検査については、臨床心理士の役割と位置付ける」とし、
その後の文章で出てきますが、

「スコアリングが平易な投映法人格検査」は、公認心理師の役割としています。

これはつまり、
ロールシャッハテスト実施は臨床心理士の役割で、
公認心理師はそのトレーニングを行う必要がないということでしょうか?

もちろんすべての心理職が理解している通り、
質問紙法や投映法などテストバッテリーを組んで心理査定を行うことは常識的なことであり、

「スコアリングが複雑な投映法人格検査」のみを切り離すことが、

まったく不自然であることには、

皆さん同意できるのではないでしょうか。

資料4下線部の提案は、

公認心理師の教育レベルを下げようとする不自然な提案であり、

質の高い資格を作ろうという検討会の流れに、

さおをさす意見ですね。

なぜこのような公認心理師のレベルを下げようという意見が、

第2回の検討会で資料として提出されてきたのか、

深く考えさせられます。

2016年11月 5日 (土)

今後のワーキングチーム日程

昨日の会合で明らかになったようですが、
今後のスケジュールが示されているようです。

11月中旬のワーキングチームではヒアリング、
12月にはカリキュラム等のたたき台の検討、
1月には素案取りまとめに向けた意見交換、
2-3月で素案のまとめというスピードで進むようです。

3月にはカリキュラム等検討会での議論とのことですが、
ワーキングチームでかなり早い段階で素案が示されていく可能性があります。

カリキュラム科目や試験の出題基準に加え、
学部での実習内容、
学部卒の臨床経験の期間と内容(施設)、
大学院の実習内容、
経過措置の内容や講習、
主治医の指示の実際など、
どのように議論されていくか注目です。


2016年11月 4日 (金)

本日のワーキングチーム

本日の会合は、
あいさつをするといった感じだったようです。
これからいよいよ本格的な議論が、
急ピッチで行われると思います。
(そうしなければ間に合いません!)

次回のワーキングチームの会合は、
11月中旬ということのようです。

2016年11月 3日 (木)

ところで、「主治医の指示」についての議論は?

公認心理師カリキュラム等検討会がこれまで2回開催され、
明日にはワーキングチームが開催されます。

これらの会では公認心理師のあり方やカリキュラムなどを中心に、
議論がされていますが、

「主治医の指示」の内容の議論については、
どうなっているのでしょうか?

検討会の議事録メモにも、
全く出てきませんでした。
検討会では公認心理師のあり方も議論する場なので、
当然、主治医の指示についても、
議論されるべきと考えます。

このまま検討会やワーキングチームで議論されないままでいると、
ある時に突然に、
こういうことだという話が上から降りてきて、
省令などで確定されてしまい、
現場が大いに混乱するということが起きかねません。

ぜひともさまざまなルートを使って、
検討会やワーキングチームのメンバーに、
議論するテーマに挙げてもらえるよう、
働きかけをお願いできればと思います。

ワーキングチームの開催日程

公認心理師カリキュラム等検討会ワーキングチームの会合は、
明日(2016年11月4日)に迫っています。
その後もかなり早いペースで検討が行われるのではないかと予想されます。

カリキュラムについての注目点は、
1.臨床心理学が中心のカリキュラムとなるか
2.基礎系心理学の動向
3.医学系科目がどの程度入ってくるか
4.実習科目の内容
5.実習前教育がその程度位置付けられるか

などがあると思います。

もちろん学部卒者に対する臨床経験の期間や内容、
実習科目について教員一人当たりの学生数を制限するか、
学外実習担当の人をどのようなキャリアを持った人にするか、

なども重要ですね。

まずは11/4の会での意見集約を見守りたいと思います。

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